コーヒーの世界では、サードウェーブという第3の波が来てからシングルオリジンを提供するカフェが増えてきました。その豆の持つ個性を楽しむのには嬉しい限りです。
ただ、やっぱり奥行きがあるというか深みがある「ブレンドコーヒー」も私は大好きです。自分でテーマやコンセプトを決めてブレンドコーヒーを作ってみるのは楽しいですよ。
はちみつにも「ブレンドはちみつ」はありますが、コーヒー程は聞かないと思います。そして「ブレンドはちみつ」は、どちらかというと低価格な価格対応品が多いです。
はちみつの場合、わざわざ私達人間がブレンドしなくてもミツバチ達が「百花蜜」を作ってくれます。百花蜜とは、様々な花の蜜が混ざりあっているものです。同じ場所で採った百花蜜でも季節によって咲いている花が異なるので時期によって味わいが異なります。
私は、ミツバチたちがその時々で一番美味しいと思って思い思いに集めた百花蜜が大好きです。季節感やその土地の風土などを楽しませてくれるミツバチからの素適な贈り物です。
だけど、今回はブレンドコーヒーのようなブレンドはちみつを作ってみます。
コーヒーの花のはちみつ グアテマラ産とエチオピア産をブレンドしてみる
左がグアテマラ産で右がエチオピア産のコーヒーの花から採れたはちみつです。同じコーヒーの花から採れたはちみつでも全然色が違いますよね。光の加減にもよりますが、左のグアテマラ産のはちみつも平均的なはちみつより色は濃い目なのですが、エチオピア産と並べるとかなり薄く感じます。
今回のブレンドは、ほぼ1:1で作ります。
どちらのはちみつもそのコーヒーらしい特徴が出ています。
グアテマラ産はコーヒーと同じような酸の質とコク。
エチオピア産はコーヒーでいうところの「モカフレーバー」(モカ臭)と呼ばれる独特な発酵臭と同じような酸の質。コーヒーの香りは心地いいのですが、はちみつになると完全に発酵しちゃったかなと言うくらい食べにくいのですが。すこしザラつきもあります。
そして、この2つをよく混ぜます。
食べてみると、気持ちいいくらいに思った味わいです。
ただ、混ぜた量はほぼ1:1でしたが味わいとしてはやはりエチオピア産の風味が結構強いので、ややエチオピア産に寄っています。
そのままでは食べにくいエチオピア産のコーヒーはちみつが、だいぶ食べやすくはなりました。
このブレンドはちみつを他の食べ物と合わせるなら何が合うかなと考えると・・・
やっぱりギリシャヨーグルトかな。
あとは猿田彦珈琲がモーニングで提供しているグラノーラにカフェオレをかけたものに、このブレンドはちみつ合いそうな気がします。
なんか、ピンポイントでそんな気がしました。
猿田彦珈琲のモーニングは、こちらに紹介されています。
このブレンドはちみつ、ある意味ブレンドコーヒーですよね(笑)
最後まで、読んでいただきありがとうございました。